勉強会
「癒李、この式これで合ってたっけ？」
「それで合ってるよ」
今俺と癒李は俺の家の居間で一緒に明日のテスト勉強をしている
癒李は学年で５位以内に入る実力だったりする
毎回テスト前、俺は癒李とテスト勉強しているおかげで学年で２０位以内に入れている
「奏ちゃん、少し休憩しよう」
「そうだな」
ズズズッ
俺は癒李の淹れてくれたお茶を啜りながら居間のソファーに座ってくつろいでいる
「…奏ちゃん」
隣に座っている癒李が俺のほうへ体を傾ける
「どうした？」
俺は言いながら俺に寄りかかっている癒李の肩を抱き寄せ、髪をなでる
シュッ
「奏ちゃん、『ギュー』ってして」
「癒李は甘えん坊だな…」
俺は癒李を思いっきり抱きしめる
癒李も俺に抱きついてくる
「「……………………」」
俺は腕の中にいる癒李を見つめる
癒李はいつもの様に気持ちよさそうにしている
「………奏ちゃん」
癒李は上目遣いで呟く
俺はそんな癒李にドキッとしてしまう
そして俺と癒李の唇が……
「……あの、お楽しみの所申し訳ないのですが……
私達はいつまで放置されるんですか？」
合わさらなかった………
そこには、いつから居たのか琴音ちゃんと葵ちゃんがいた
「……………………」
「……………………」
俺と癒李は抱き合ったままフリーズしていた（笑）
「何でここに琴音ちゃんと葵ちゃんが居るの？」
とりあえずフリーズから解けた俺は二人に言う
「あれ、癒李さんに聞いてないんですか」
「あ、忘れてた！」
「どう言う事だ癒李？」
「昨日テレパシーでテストの事話してたら、範囲同じみたいだったから一緒にやろうって誘ったの」
琴音ちゃん達の通っている高校と俺達の通っている高校は
結構距離も離れているのにこのようなことは起きるのだろうか？
「やっぱり筆者の御都合主義か……」（汗）
「だろうね……」（汗）
「ところで琴音ちゃん達はいつから居たの？」
「『シュッ』って描写の所からですけど……」
「………結構前から居たのね」
それから俺達は遅くまでテスト勉強をしていた、これで今回のテストは大丈夫だろう
（2002年5月31日）
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